演習1.5:情報社会の陰の部分とその対策

1.迷惑メール

インターネットは人々が善意で行動することを前提に運営されています。しかし人間社会の経済活動を活性化するためのダイレクトメールが押し寄せてくると同様に、インターネットの世界でも何らかの形で手に入れたメールアドレスに勧誘儲け話風俗に誘うような様々なメールを送信する人たちが居ます。下の図はその例です。

郵便のダイレクトメールの場合、同窓会名簿とか顧客名簿などを不正に手に入れて送付していたと思われますが、電子メールの場合、通信回線を行き交うメールアドレスは信号を解析することで容易に手に入れることが出来ます。したがって、いくら住所変更をしても迷惑メールはなくなることはありません。

対策
(1)絶対に開かないこと
(2)絶対に返信しないこと
(3)メールアドレスは掲示板などに公表しないこと
(4)変なサイトに安易に自分のメールアドレスを登録しないこと

  →メールアドレスのリストが売買される →スパム業者が名簿を買って迷惑メールをばらまく

全ての人がダイレクトメールに反応しなくなり、ダイレクトメールが無意味であることが全世界に広がることを期待したいものです。


2.ファイル交換

世の中にはWinMX、Winny、NapsterというP2Pソフトがあり、インターネットに接続された・ES世界のコンピュータ間で文書や音楽などのファイルを共有して交換することが出来ます。これは仲間同士でお互いに把握しているファイルなら便利で楽しいのでしょうが、公開してはいけないファイルまで交換してしまいます。その中にはアンティニーというウィルスが付いているものもあり、アンティニーに感染すると、秘密にしているファイルを特定のコンピュータに配信したり、ウィルスをまき散らす行為をします。

対策
(1)ファイル交換ソフトをインストールしないこと
(2)時々ウィニーなどが勝手にインストールされていないことを確かめること
(3)ウィルス対策ソフトを常に更新すること

参考サイト
最近のウィルス情報。
セキュリティー情報サイト例
(1)TrendMicro(Virus Busters)
(2)Symantec(Norton)
(3)MacAfee

課題

「演習1.4:情報社会の危険性とモラル」と「演習1.5:情報社会の陰の部分とその対策」の資料を参考にして、”情報社会の危険”に関する以下の題目を調べ、それぞれどのようなものがあるかを調べ、「種類」、「事例」、「危険性」、「予防法」、「対処法」について記しなさい。
(1)ウィルス
(2)フィッシング
(3)不正アクセス
(4)インターネットを介したトラブル

 

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