Mitotracker RedMitochondriaの染色

Lysotracker RedLysosomeの染色

Propidium Iodideで核染色

Oil Red O で脂肪滴染色

 

Mitotracker RedMitochondriaの染色

試薬

MitoTracker Red CM-H ROS (Molecular Probes Inc) (MW:497.08 , 579/599 , 50ug/ample)

DMSO

Mitotracker Red(アルゴン封入アンプル)を一本開けて、200ulDMSOを添加する。 (0.5mM)

エッペンドルフチューブに小分けして、遮光下、-20℃保存する。(3ヶ月経過したものも使用可能だった。)

生細胞に、mitotracker red0.5uM添加し、通常の培養条件で、45minインキュベートする。

通常の培地に戻して、更に30min培養

必要があれば、この段階でそのまま蛍光顕微鏡で観察できる。

細胞を定法に従って固定し、NP40などで膜透過処理する。(いくらか蛍光の減弱がある)

細胞を更に蛍光抗体で染色する時は、二次抗体にFITCを使う。

FITCTexas-Redの条件で二重染色を観察できる。

 

Lysotracker RedLysosomeの染色

試薬

LysoTracker Red  (Molecular Probes Inc) (1mM x 50uL x 20tubes)

DMSO

Lysotracker Red 250

生細胞に、lysotracker red50-75nM添加し、通常の培養条件で、30minインキュベートする。

通常の培地に戻して、更に30min培養。

必要があれば、この段階でそのまま蛍光顕微鏡で観察できる。

細胞を定法に従って固定する。NP40での膜透過処理すると、細胞全体に散ってしまうので適切でない。(激しい蛍光の減弱がある) ジギトニンやサポニンでの透過処理はまだ試していない。

GFP融合たん白質を発現させておくと、二重染色で観察できる。ジギトニンやサポニンでの透過処理がうまくいくのなら、抗体染色可能。

 

 

 

 

 

Propidium Iodideで核染色

試薬

1mg/ml ヨウ化プロピジウム溶液(ドージン化学)

AbDil (TBS / 2%BSA

RnaseA1mg/ml):15minボイルしてDNaseを失活させておく。

細胞を定法に従って固定し、NP40などで膜透過処理する。(いくらか蛍光の減弱がある)

細胞をAbDil10minブロッキングする。

1ug/ml程度の1次抗体+10ug/mlRNaseAを含むAbDil に交換して、1-2時間インキュベートする。

TBS-NP15min x 4回リンス

適当な二次抗体(FITCCy2Alexa488)と1ug/mlのヨウ化プロピジウムで1時間染色

TBS-NP15min x 4回リンス

適当なバンドで蛍光観察する。

 

 

Oil red 染色

試薬

 10%ホルマリン溶液、 60%イソプロパノール、PBS、 OIL RED O (SIGMA O-0625)
Oil red
染色液を作る
 150mg OIL RED O
 50ml イソプロパノール
50ml tube
10min~ shake しておく。
これを60%に希釈し(DW)1回ろ過しておく
この液は長時間置くと結晶が析出してくるので、ろ過は染色の直前にする。

出来上がりは、60%イソプロパノールに飽和溶解しているOilRedOである。

細胞をPBS2washする。

10%ホルマリンで10min固定。

DWPBS)でwash

4 well60%イソプロパノールに置換して1minおく。

染色する。10-20minくらい。染まるまで。

60%イソプロパノールで1回洗浄する。

PBS1回洗浄する。

PBS中で検鏡。



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