Peptide Cleavage

 

 1.

N-末端のFmocを脱保護する。(機器センターで脱保護済み)

 2.

Cleavage Mixを作成する。

ペプチド配列中に、

R, Mを含む : Mix Bを作る。

W, Trtを保護基にもつアミノ酸( H, C, N, Q )を含む : Mix Cを作る

いずれも含まない : Mix Aを作る

 

Ingradients

Mix A

Mix B

Mix C

Phenol (crystalline)

-

0.75gr

-

Ethanedithiol

-

0.25ml

0.25ml

Thioanisole

-

0.5ml

-

DDW

0.5ml

0.5ml

0.25ml

TFA

9.5ml

10ml

9.5ml

Reaction period

1.5hr

1.5-3.0hr

1.5hr

 3.

ナス型フラスコにいずれかのCleavage Mixを加え氷冷し、N-末を脱保護したレジンを添加する。スターラーバーを入れて、ガラスのすり合せのふたをして、室温で1.5hr(から最大3hr)攪拌する。

 4.

フラスコに冷ジエチルエーテルを70ml添加して,更に1分攪拌すると、ペプチドが不溶化する。

 5.

3μのPTFE膜でろ過し、更にエーテルで三回沈殿を洗い、エーテルに可溶性のものを除去する。

 6.

フィルター上のペプチドを10ml (または最小量)の2M AcOHで溶解する。

 7.

ペプチドをろ過溶出する。

 8.

DDWで希釈し、凍結乾燥する。

 9.

秤量し、室温もしくは-20 degCで乾燥保存する。

 

Coupling Peptide to BSA

1

15mg BSAをPBS(1.5ml)に溶解する。MBSをカップリングする。

2

1mg MBSを67ml DMSOに溶解する。

3

MBS溶液を5mlずつBSA溶液に攪拌しながら添加していく。室温で30min回転させながら反応させる。

4

SephadexG75カラムを作る。(G25,G50でもOK)

l        5mlシリンジにWhatmanGF/Dフィルターを5mlシリンジでくりぬき(?)、くりぬいたフィルターをシリンジに入れる。

l        Sephadex-G75をPBSに一日膨潤させ、PBSで洗浄する。最後は、上澄みとゲルが、1:1になるようにする。

l        フィルターを入れたシリンジに、まずPBSを3ml程度加え、フィルターから、空気を追い出し、Sephadex-G75のけん濁液を入れる。

l        ゲルベットが、5mlの線までになったら、更に20ml程度PBSを流して準備終了。

5

カラム上部のPBSがなくなるまで流し、即座にかつ穏やかにBSA-MBSを0.2ml x 5回添加する。

6

更に、PBSを0.5mlずつ、添加し、カラムから出てきた液を0.5mlずつチューブに分取する。

7

全体で6ml程度流すと、ゲルろ過は、終了する。分取したチューブを軽く攪拌するとBSAの出てきたところが、あわ立つので解る。

8

必要であれば、タンパク定量(BioRadなどの色素法)を行い、BSAの溶出位置を確認する。

9

1mg のCys-peptideを3-4mgのMBS-BSAに添加し、室温4hr反応させる。最後、beta-MEを0.1M添加して、更に1hr反応停止する。

10

Peptide-BSAを同様にゲルろ過する。(Sephadex-G75が良い。)

11

SDS-PAGEでカップリングを確認する。(BSA, BSA-MBS, BSA-MBS-peptideを比較する。)

12

Peptide-BSAを-20 degCで保存する。一回の免疫には、0.1mgを使用する。

 

Coupling Peptide to AH-Sepharose

 

1

3ml EAH-SepharoseをPBSで洗浄し、3mg MBS (in 200ml DMSO)を滴々添加攪拌し、室温30分カップリングする。

2

PBSでゲルをしっかり洗う。

3

1mg Cys-peptideをMBS-AH-Sepharoseに添加し室温2hr攪拌しながら反応させる。

4

beta-mercaptoethanolを0.1Mになるよう添加し、室温で30分ブロックする。

5

6M Guanidium hydrochlorideで洗浄する。(不溶化しているペプチドを完全に除去する)

6

10xTBS-NP、Gly-HCl pH2.8などで洗浄する。(抗体精製の条件で洗浄する)

7

20% EtOH中、4degCで保存する。