Transfection (Lipofection)

 1.

DNANeoを選択遺伝子として持っているものとする。DNAの精製は、アルカリ法+ペグ沈、もしくは、Quantum Prep程度の純度を必要とする。できるだけ、純度の高いDNAの使用が推奨されている。
Lipofectamine
この他にも新しい製品が多く出されている。使用条件は、それぞれ異なる。

プラス試薬:ライフテックから市販されているDNA凝集剤、0.1 ugDNAに対して1 ulを使用する。
Transfection
用培地:抗生物質、血清不含でGln1/5にしたDMEM(市販の培地にオプティメディウムがある。)を使っているが、Opti-medium が市販されている。
G418
ロットで活性が異なるそうです。

 2.

前日、細胞を50%程度に、3cm-dishに巻き込む。

 3.

transfection用培地100ulをチューブに入れ、DNA 0.3ug0.1-1ugとプラス試薬 3 ulを添加し、15min放置する。

 4.

transfection用培地100ulをチューブに入れ、Lipofectamine 1.5ulを添加する。

 5.

DNA液とLipofectamine液を混合し、15分放置する。

 6.

Transfection用培地で細胞を三回洗う。

 7.

DNA液とLipofectamine液に、transfection用培地を0.8ml添加する。

 8.

培地を吸い取り、DNA-Lipofectamine液全量を添加する。

 9.

5時間培養し、通常の培地(DMEM-10Fなど)に交換する。

10.

stableを取るときは、翌日、10cm-dishに植え替える。

11.

transient expressionの場合、24-72hr後に、実験に使用する。

12.

以下、stablecloning

 

 

Cloning of Stable Transfectant

1.

Transfectionから72hr後に培地を交換し、0.5mg/mlG418を添加する。

2.

三,四日後、細胞が激しく死に始めたら培地を交換する。
細胞死が遅いようであれば、CO2インキュベータの上の方にシャーレを移すと良いかも知れない。

3.

そのまま更に培養し、コロニーが大きくなるまで(3-5mmくらい)培養する。おそらく培地交換は、必要ない。

4.

コロニーをクローニングシリンダーで単離し、24-well plateに、10倍希釈した細胞とその残りの細胞を植え込む。

5.

多い方の細胞を使って、ウェスタン等で発現を確認し、十分発現しているクローンを選ぶ。

6.

ここで、得た細胞のリクローニングが必要かも知れない。

7.

10倍希釈した細胞が十分増殖したら、発現しているクローンについて、10cm-dishに蒔き変え、細胞を増やす。Stableの継代培養には、0.25mg/mlG418を添加培地を使用する。