GST-fusion Proteinの調製
大腸菌BL21(DE3):lon-protease negative (Competent Cell)
pGEX plasmid DNA(PEGグレードと同等品質)
LB(+)の寒天培地
LB(-)
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大腸菌(BL21(DE3) : lon-protease minus)にpGEXプラスミドをトランスフォームする。 |
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場合によっては、トランスフォーマントをシングルナイズ(単一の細胞群に)する。 |
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50mlのLB+(+は、50 ug/ml ampicillinが入っている。)で前培養する。37°C、O/N |
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翌日、新鮮なLB+(500ml:100ml x 5 flasks)に10倍希釈し、2時間培養。 |
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0.1-1mM IPTGを添加し、27°C で2時間培養。GST融合タンパク質を誘導する。 |
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3,000回転、15分遠心し、菌を回収。 |
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PBSで菌体をケンダクし、3,000回転、15分遠心洗浄。 |
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菌体に、Lysis buffer(10 ml)を添加、Lysozyme(1mg)を添加し、4°C, 30min溶菌する。 |
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14,500 rpm, 20min 遠心上清 |
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100ulのグルタチオン-セファロースを添加し、4oC、2hrインキュベートする。 |
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遠心し、ビーズを回収、Lysis Bufferで4回洗浄する。 |
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1mMグルタチオンを添加し、4oC、2hrインキュベートする。 |
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遠心上清を回収する。 |
抗GST抗血清(Pharmaciaのkitに付いてくる抗血清)の使用濃度
1~2ul/20mlで充分である。この抗血清は、かなりnon-specificがでるので、濃いとまずい。
pGEXでGSTのみを精製して適当なカラムに固定化し、抗GST抗体を精製すると、このnon-specificは、完全になくなるので、必要ならば、精製することを薦める。