7生体機能分析学 教授兎川 忠靖 薬剤学科の学部生時代を含めると41年間も在籍させていただきました。在職中「難治性希少疾患のバイオマーカー」をテーマに研究を続けることができ、特にファブリー病については櫻庭 均教授のご指導の下、多くの臨床現場の方々とご一緒する機会を得て、研究だけではない貴重な経験をさせていただきました。その間、いろいろなことが世間で起きても、毎年新入生を迎える大学では春夏秋冬、前後期試験、入学試験など、大きな流れは変わ薬学教育研究センター 教授山﨑 紀子 平成17年6月に入職し20年弱を本学で教職に就かせていただき、この度無事に定年退職を迎えることができました。入職前は地域薬局の薬剤師として「山﨑さんいる?」と来局者から指名されることにやりがいを感じながら仕事をしていましたが、6年制教育における実務家教員として大学という全く異なる環境に入り当初は不安ばかりでした。しかし、研究に関して多くの先生方のご指導のもと学位を取得し、また教育に関しては地域総務部長大澤 伸行 昭和59(1984)年3月に世田谷校舎庶務課 (現総務課)に 採用いただき、その後、会計課(現財務課)へと異動となりました。14年後の清瀬キャンパス移転後は、財務課、入試課、教務課と、管理部門・教学部門を23年間に渡り携わりました。最後の4年間では財務部と総務部の部長職を務めさせて頂きました。これまで多くの方の温かいお力添えにより、無事に定年を迎えることができましたことを感謝申し上げます。 良き思い出は、財務課、入試課に所属しておりましらないものだと思っていました。ところが、びっくり仰天、ご存じのように令和2年の春、新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言が発出され、感染の拡大につながるおそれのある施設の使用制限に大学も含まれてしまいました。学生には「出席しなさい」というのが商売かと思っていたのが「お家にいなさい」と発信する日が来るとは。そんな中でも、越前学長はじめ教職員、理事会、後援会の連携で本学はかなり早い様々な対応をとることができました。 一緒に仕事をしてきた教職員や大学院生、学生のおかげで、定年退職までたどり着けました。ありがとうございました。素晴らしい思い出とともに、皆様の幸せと大学の発展を祈っています。教えてくださいました。 何より嬉しかったことは、そうした方々の全てが、私を「接遇教員」としてではなく、臨床薬剤師教育に携わる一員として迎え入れてくださったことでした。 本校の臨床教育には、諸先輩方から引き継がれてきた歴史と独創的で体系的な確かなメソッドがあり、ここから育った学生は皆、強い臨床マインドを持った「臨床薬剤師」であると確信しています。そして、こうした教育に携われましたことは私の誇りです。 薬剤師教育は今後ますますの変化が求められるだろうと思います。それを牽引できるのも、さらに、先進的な発想を展開できるのも、多くの薬科大学がある中で、明治薬科大学だけだと、これもまた確信しています。 改めまして、長きにわたり、ご指導ご鞭撻を賜りました皆様方に心からの感謝を申し上げます。医療コース責任者として学外との連携をとりながら学生希望が一番多いコースとして定着させることができました。また、学内実習やOSCEにおいて中心的立場で携わらせていただき、担当した講義では地域薬局の現状を反映させることを心がけ、いつしか学生から「先生のような薬剤師になりたい」と言われることが教員としてのやりがいとなりました。社会で活躍する卒業生の姿に再会すると本学で教職に付けたことに感謝が湧きます。 退職することに寂しさを感じますが、これからの本学のますますの発展をお祈りするとともに、在職期間中にご指導・ご協力いただいた教職員の皆様に心より御礼申し上げます。た際、会計処理システム、入試出願処理システムの初期導入に携われたことや数種の学内規程の制定等に関われたことなどです。 また、入試課では入試実施運営のサポートともに多くの受験生や保護者の方への相談等に対応したことなどは大変貴重な経験でありました。入職後、41年の長きにわたり、多くの方のお力添えによる恵まれた環境の元、管理部門・教学部門と幅広く業務等に携われたことに感謝申し上げます。今後、大学を取り巻く環境はさらに厳しい状況下になりますが、教職協働により、更なる魅力ある明治薬科大学になることを期待しております。最後となりますが、今後の益々のご発展と皆様のご健勝とご活躍を心よりお祈り申し上げます。長い間大変お世話になりました。医療コミュニケーション学 教授町田 いづみ 本校に赴任して満20年、この3月に定年退職を迎えることとなりました。 当時、現在の医療の主流である「多職種連携」なる言葉を耳にすることはほぼありませんでした。そうした時期に、まさに多(他)職種である臨床心理士の私を採用していただきましたことには感謝しかありません。 当然のことながら、多くの方々が、この異質な職種に不安を感じられただろうことは想像に難くありません。しかし同時に、さらに多くの方々が、初めての環境に戸惑う私を導き、そして、薬学教育について様々なことを
元のページ ../index.html#8