明治薬科大学広報 No.123
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11(  )は副指導教員  a:課程博士 博士(薬科学)、b:課程博士 博士(薬学)、c:論文博士 博士(薬学)医薬品副作用データベースを用いたβ -blocker による徐脈性不整脈の発現傾向および発現時間の調査研究肺非結核性抗酸菌症患者におけるクロファジミンの薬物動態と安全性・有効性の検討本石 寛行 b(薬理学)櫛山 暁史 永井 純子 鈴木 陽介 野澤 玲子渡辺 史也 c(薬物動態学)植沢 芳広 野澤 玲子 松本 靖彦 花田 和彦 本学では、マルチメディア技術を活用し、柔軟で多様な学びの場を提供することで、学生が主体的に学べる環境を整えています。さらに、ICT を活用した講義・実習・学習支援を充実させることで、教育の質の向上にも努めています。 講義では、教員の授業スタイルに応じて、板書、パワーポイントのスライド、書画カメラの映像をスクリーンに投影できます。すべての授業で、板書はカメラで撮影され、スライドや書画カメラの映像とともに録画されます。学生は、学習支援システム「MY-CAST(マイキャスト)」を通じて授業動画を視聴できるため、授業中にノートを取ることに追われず、講義内容に集中できます。また、講義資料の閲覧やレポート提出機能も備えており、自主学習の支援だけでなく教員との円滑なコミュニケーションを促進する役割も果たしています。 本学では、対面授業とオンライン授業を組み合わせたハイブリッド型学習環境を導入し、遠隔学習にも対応しています。たとえば、実習においては、フィジカルアセスメント・シミュレーター「Physiko(フィジコ )」 を 用 い た 演 習 や、 無 菌 調 製 室 で の 手 技 をMicrosoft Teams の中継システムを活用して配信することで、複数の講義室や遠隔地からリアルタイムでの参加を可能にしました。これにより、実習室に直接 入学前準備学習の一環として、令和 6 年 12 月 16日 ( 月 ) 及び 12 月 21 日 ( 土 ) に入学前スクーリングを実施し、入学予定者 152 名が参加いたしました。 このスクーリングは、大学での学びや学生生活に対する不安や疑問を事前に解消し、入学後の学生生活を円滑に開始していただくことを目的としています。当日は、薬学部での学びや両学科のカリキュラムの説明に加え、在学生による大学生活の紹介や講義・演習及び研究室の見学などを行いました。 参加者からは、「今後の大学生活をより具体的にイメージできました」、「不安が解消され、大学生活が楽しみになりました」、「入学前に、同級生との交流ができてよかったです」といった声が寄せられ、4 月から足を運ぶことが難しい場合でも、実践的な学びを継続できる環境を整えています。 学術資料の電子化も進んでおり、電子ジャーナルやデジタルアーカイブの整備によって、学内外からの閲覧が可能となっています。電子ブックの貸し出し機能も導入し、時間や場所を問わず必要な学習リソースを利用できる環境を提供しています。また、学内全域に無線 LAN を設置し、モバイル機器を活用した快適な学習環境を支援しています。さらに、クラウドストレージの活用により、レポートや研究データの安全な管理・共有が可能となり、学習の利便性が向上しています。 実践的な課題解決型学習(PBL:Problem-Based Learning)を推進するため、アクティブラーニング教室を設置し、演習系の授業で活用しています。この教室には、可動式の机と椅子、全壁面ホワイトボード、プロジェクター、および発表用マイクが備えられておりグループワークがしやすい環境が整えられています。より多くの授業で PBL を実施できるよう、定員72 名 の ア ク テ ィ ブ ラ ー ニ ン グ 教 室 を 1 室 増 設 し、Microsoft Teams を用いた 2 教室間の連携により、最大 144 名のグループ学習が可能となりました。の新たな学生生活への期待が一層高まっている様子がうかがえました。今後も継続して実施し、より充実した入学前教育の提供に努めてまいります。(大学院薬学研究科長 小林 カオル)(マルチメディア教育委員長 野地 匡裕)(教務委員長 大野 恵子)マルチメディア教育環境の充実第 1 回 入学前スクーリング報告

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