明治薬科大学広報 No.123
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20 特別講演式典での表彰式祝賀会式典出席者集合写真 1923 年(大正 12 年)5 月 20 日、「明治薬学専門学校昇格並びに出身薬剤師 3,500 人祝賀会」が開催されました。第一会場は、当時の麹町校舎。今の明薬祭のような形で、1,200 人以上の参加で賑わったとのことです。午後からは第二会場、上野精養軒に場所を移して、余興とともに西洋料理を堪能したようです。しかし、わずか 3ヶ月後の 9 月 1 日に発生した関東大震災により、麹町校舎は焼失してしまいました。この後、本学の維持員経営に繋がる恩田先生の全国行脚、そして笹塚新校舎の建築で大学が再生いたしました。このような歴史から、5 月 20 日が本学の創立記念日になり現在に至ります。(明薬 120年の歩みより) 本学では 100 周年、120 周年等の創立記念周年行事は盛大に行われておりますが、大学の毎年の「誕生日」である創立記念日は、近年では平日であれば通常の講義等が行われ、カリキュラムに影響の少ない時期に代休日を決めて休日とされてきました。上記の本学創立記念日の趣旨を踏まえ、今年から 5 月 20 日に最も近い土曜日に講演会、表彰授与、祝賀会の行事を執り行うことといたしました。令和7年は5月17日(土)に開催いたしました。 講演会は理事長挨拶、学長講演、特別講演が行われました。記念すべき最初の特別講演は、本学の卒業生であり起業家のコーア商事ホールディングス社長 首藤利幸先生にお願いたしました。 表彰授与は主に令和 6(2024) 年度に永年勤続者表彰(教職員)、学会優秀発表表彰、優秀クラブ表彰、読書マラソン表彰(学生)、ベストティーチャー賞、大学院ベストティーチャー賞、学会等からの学術・教育に関する表彰(教員)、日本薬剤師会、日本病院薬剤師会等職能団体からの表彰(卒業生)、名誉教授授与(退職教員)、地域・社会貢献での他組織からの表彰(教職員、学生)、叙勲、褒賞等(卒業生)、国際園芸博覧会実行委員会委員任命(教職員、卒業生)、国際園芸博覧会出展テーマ公募最優秀賞・優秀賞(学生)の表彰等を授与された方です。受賞された方の喜びを参加者全員で分かち合えた貴重な時間となりました。 祝賀会では皆様の会話が弾み、大変和やかな時が流れました。会場に維持員紹介コーナー、創立者恩田重信先生写真パネル展示、校章グッズ等販売コーナーが用意され、参加者全員に恩田重信先生の缶バッジが記念品として配布されました。 当日は本降りの雨にもかかわらず、来賓、役員、教職員、学生の総勢 174 名に参加頂きました。来年は教職員、学生に一層馴染んでいただけるよう、共同作業を増やして運営したいと考えています。(学校法人明治薬科大学 常務理事 清水 秀行)〜令和 7 年 5 月 17 日(土)に記録としては昭和 5 年以来の創立記念日行事を開催しました〜創立記念日行事

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