GNU Octave と MATLAB の互換性メモ

February 8, 2011

MATLAB スクリプトでやっていることを GNU Octave でやったときに問題になることをメモ。 MATLAB central のファイルを GNU Octave で使えれば安価に済むので。

環境

• GNU Octave 3.2.4

Octave 使用上の留意点

• warning 関数の返り値をオブジェクトに代入しておき、 そのオブジェクトをまたwarning関数に今度は引数として渡すと、 次にwarning関数を呼んだときに落ちる。
  

  octave:1> warn01 = warning('query','divide-by-zero')
  warn01 =
  {
    identifier = divide-by-zero
    state = on
  }
  
  octave:2> warning(warn01)
  octave:3> warning('query','divide-by-zero')
  panic: impossible state reached in file `error.cc' at line 575
  panic: Aborted -- stopping myself...
  attempting to save variables to `octave-core'...
  save to `octave-core' complete
  Abort
  

• plot 関数は gnuplot を使うので、MATLAB の plot とは別物。
• save 関数の -ascii オプションに関わる挙動がなんか違ってたような気がする。
• repmat も、なんかのときに null だか 0 だか 空行列 ([](0x0) と表示されるヤツ) を返すかで、挙動が違ったような気がする。
• robustfit 関数 がない。
• times 関数 がない。