ちっぷす：OS X 10.13 High Sierra で gnuplot, png, gd library をインストール

gnuplot 5.2.2

December 13, 2017

材料

• Mac OS X 10.13.2
• X11 XQuartz 2.7.7
  
• GNU m4 1.4.17
• GNU autoconf 2.69
• GNU automake 1.15
• GNU readline 6.3
• zlib 1.2.8
• libpng 1.6.17
• jpeg library 9b
• iconv 1.14
  
• freetype 2.8.1
• gd library 2.1.0
  ./configure --with-png=/usr/local --with-freetype=/usr/local でよい
• gnuplot 5.2.2
• gnuplot 日本語マニュアル (by 新潟工科大学 竹野研究室)

手順

configure のオプションは以下の通り。手順は v4.6.6 と同じ。 上のライブラリを上から順に ./configure && make して sudo make install してから gnuplot をコンパイル＆インストールする。

--with-cwdrc
--with-gd=/usr/local/lib
--with-readline=gnu
--with-x
--with-x-app-defaultdir=/opt/X11/share/X11/app-defaults
--x-libraries=/opt/X11/lib
--x-includes=/opt/X11/include
--without-lisp-files （ここから下は必要に応じて省く）
--without-tutorial
--enable-history-file
--enable-stats

竹野研究室による日本語マニュアルは文字コードが EUC なので、UTF-8 に変換する。

cd /usr/local/share/gnuplot/5.0
（このディレクトリに gnuplot-ja.gih を置いておく）
sudo iconv -f EUC-JP -t UTF-8 gnuplot-ja.gih > gnuplot-ja.gih_UTF8
sudo ln -s gnuplot-ja.gih_UTF8 gnuplot.gih

gnuplot 4.6.6

October 20, 2014

用意したもの

• Mac OS X 10.10
• Xcode 6.0.1 (App Store から)
• X11 XQuartz 2.7.7
  X11.app 2.7.5 のメニューからアップデートしたら「アップデートを抽出中」 から進まないので、ここからダウンロードしてインストール。
• AquaTerm 1.1.1
• GNU m4 1.4.17
• GNU autoconf 2.69
• GNU automake 1.14
• GNU readline 6.3
• zlib 1.2.8
• libpng 1.6.13
• libjpeg v9a
• PDFlib Lite 7.0.5 (もう何のサポートもない、打ち捨てられた状態のライブラリ) ライセンス要確認
  
• iconv 1.14
  
• gd library 2.1.0
  サイトが重いので、google で libgd-2.1.0.tar.gz を検索して他のところからダウンロードした方が早いかもしれない。
• gnuplot 4.6.6
• 必要な人は gnuplot 日本語マニュアル (by 新潟工科大学 竹野研究室)

インストール手順

• まず Xcode の command line tool をインストールする。
  Xcode を起動し、ディスプレイ左上部の "Xcode" メニューから
  
  • Xcode -> Open Developer Tool -> More Developer Tools...
  を選び、出てきたウィンドウで "Command Lines Tools (OS X 10.10) for Xcode をダウンロードする。for Xcode 6.1 とか書いてあって 6.0.1 じゃないが、 気にしない。
• X11 のインストール後に一度 OS を再起動する必要がある。 そうしないと X11.app が起動しても X のクライアントが接続できない。
• 上のリストのソフトウェアを、上から順にインストールする。
  • AquaTerm は DMG 形式で配布されているインストーラで、 まず普通にインストールする。でライブラリにリンクを張る。 Aquaterm のソースの INSTALL ファイルに書いてある。 必要に応じて sudo でやる。
    
    • ln -s /Library/Frameworks/AquaTerm.framework/Versions/A/AquaTerm /usr/local/lib/libaquaterm.dylib
    • ln -s /Library/Frameworks/AquaTerm.framework/Versions/A/AquaTerm /usr/local/lib/libaquaterm.1.1.1.dylib
    • ln -s /Library/Frameworks/AquaTerm.framework/Versions/A/Headers/* /usr/local/include/aquaterm/
  • m4, autoconf, automake, readline, zlib, libpng, libjpeg は ./configure && make && sudo make install でよい。
  • gd library は --with-png=/opt/X11 で configure する。
  • PDFlib Lite は どういうわけか dmg 形式で配布されていて、マウントすると普通に .tar.gz を展開したような内容になっているが Read-only なので、 適当に cp -r して configure して make して sudo make install。
  • gnuplot も ./configure && make && sudo make install でよい。 私が configure につけたオプションは
    --with-cwdrc
    --with-gd=/usr/local/lib
    --with-pdf=/usr/local/lib
    --with-readline=gnu
    --with-x
    --with-x-app-defaultdir=/opt/X11/share/X11/app-defaults
    --without-lisp-files
    --without-tutorial
    --enable-history-file
    --enable-stats
    これで標準装備のものに加え、X11, jpeg, gif, png, pdf, aqua が有効になる。 X11 では splot でプロットをぐるぐる回せる。PDF では私のユーザー名と、PDFlibi と gnuplot の各バージョンが埋め込まれる。
  • 日本語マニュアルは、アーカイブファイルを展開して、中にある README.txt に従えば問題なくインストールできる。
    このマニュアルの文字コードは EUC-JP なので、 自分のターミナルの設定に合わせて変えたいときは、普通に iconv などで変換すれば良い。
    iconv -f EUC-JP -t UTF-8 < gnuplot-ja.gih > gnuplot-ja-utf8.gih
    ln -s gnuplot-ja-utf8.gih gnuplot.gih
    を、/usr/local/share/gnuplot/4.4/ などでやる。必要に応じて sudo する。

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