ちっぷす:vimのコンパイル

May 9, 2006 / February 28, 2006

Mac OS X 10.4 Tigerには一応viというコマンドがあり、その実体はvim 6.3である。 これで日常の作業で困ることは全くないのだが、 新バージョンが出たら使いたくなるのが人情なので、コンパイルしてみた。

コンパイルとインストール

GUIはいらない。ターミナルの中で使う分には、 X11をリンクしたりすると単に起動が遅くなるだけ。

前のバージョン

Mac OS X 10.4 Tiger上での vim 6.3/ 6.4は、 コンパイルには成功しても動作がおかしい。iconvが問題か?

材料

コンパイルとインストール

  1. tar zxf vim-6.3.tar.gz && cd vim63
  2. ./configure --enable-multibyte --with-features=big --disable-xim --without-x --enable-gui=no
    --enable-gui=noが重要。起動時間がだいぶ短くなる。というか逆に、 yesだと起動に時間がかかって使う気がしなくなる。
  3. make && sudo make install
    これで/usr/local/bin/vimがインストールされる。
  4. cd /usr/local/bin && sudo ln -s vim vi
    これはしなくてもいいかもしれない。

日本語編集のための設定

~/.vimrcファイルを以下の内容にする。 冒頭のset exrcは日本語入力とは全然関係ない。
set exrc
set encoding=japan
if has('iconv')
  set fileencodings+=iso-2022-jp
  set fileencodings+=utf-8,ucs-2le,ucs-2
  if &encoding ==# 'euc-jp'
    set fileencodings+=cp932
  else
    set fileencodings+=euc-jp
  endif
endif