モスクワで気付いたこと、注意点
August 1, 2007
調査期間:平成19年7月26日〜8月1日(真夏)
注意点
- パスポート必携。どんなときも。どこでも。
- どこでもらったどんなカードも、パスポートと一緒に持っておく。
スられたらオシマイだけども。
- 雨は多い。雨が降ると寒い。長袖があってもよい。しかし暑くないわけではない。
- 夏は日本と時差5時間。
- 空港からして、英語が通じないところが多い。市内は推して知るべし。
キリル文字が読めたほうがよい。音がわかるだけでも助かることが多い。
ローマン・アルファベットに置き換えれば読みやすい。
例: кафе хаус → Kafe Haus (最重要単語の一つ)
- 空港からモスクワ大学まで、空港のカウンターで頼んだオフィシャル・タクシーで
1500 ルーブル。夕方から夜は渋滞も多く、時間がかかる。最悪で1時間くらいか。
- ウニベルジチェツカヤ・ホテルは、
ちょっと前の日本の地方都市のホテルを思い起こさせる。
- スタッフにも英語が通じない人が多い。
- クレジットカードは受け付けてくれない。(でも Bankomat
があるのがありがたい。クレジットカードでキャッシングできる。)
- 清潔ではあるが狭い。非常に古い。そして高い。
スタンダード・シングル一泊2800ルーブル。
- ホテルでは毎日1泊分の代金を前払いする。
したがって最初にチェックインするときに、
少なくとも1泊分の現金をルーブルで用意しておかねばならない。
数日分一度に払ってもいいようだが、信用がないのはお互い様である。
- ウィーンで使った電源プラグがそのまま使える。
- 水道水は飲まないほうがいいらしい。
- とりあえず一食分、パンなりスナックなりを用意しておくと楽。
- 大学内 Moscow State University
- 敷地に入るのはフリーだが、主な建物の中には、
ドアのすぐ内側に必ず人がいて、無用の人間を入れないようにしている。
主でない建物でも受付の人が、
人の出入りを見ている(が、さほど仕事熱心でない人もいる)。
- とにかく広い。歩くのが大変。
- むちゃくちゃデカいメイン・ビルディング内の食堂がリーズナブルでよい
(写真)。
そこには銀行、売店から劇場まで、生活に必要なものが全てあるそうだ。
銀行の隣で両替もできる。お札は偽札検査機で1枚ずつ検査するので、
時間はかかる。
ただ、一般にパスポートを持ってないと入れない。
- その他の物価は、あまり東京と変わらないように思える。
レストランが少し高めに感じるくらい。
路上にたくさん出てる店のピロシキやケバブで不満がなければ、
それで済ますのが経済的。
レストランでは普通のチップがいる感じ。飲食代の1割くらい。
- 昼食が一日のメインで、夕食は軽め。したがってレストランでも、
夕方には軽い料理しかないところがある。
気温が下がってきたときに冷たい料理しかないと言われると、悲しい気分になる。
- 以下に当てはまると職務質問されやすいらしい
- アジアまたはアラブ風の顔
- 決して裕福には見えない服装
- 手ぶら(典型的な観光客はだいたいバッグを持っている)
交通
- 空港から目的地までの往復は、料金の高さを考えてもタクシーが無難らしい。
- タクシーは「オフィシャルなタクシー」のカウンターで頼む。
うざい白タク運転手はよほど自信がない限りは相手にするべきではないらしい。
- タクシーの運転手が道に詳しいとは限らない。ロシア語の地図を用意しておくべき。
- 自動車の運転はかなり荒いので、横断歩道などでは注意せねばならない。
道がやたら広くて渡るのに時間もかかる。
クルマは歩行者を邪魔者としか思ってないように感じられる。
- 地下鉄の切符は窓口で買わねばならない。自販機は見たことがない。
窓口の人はロシア語しかわからない。あらかじめ、
目的地の地名や回数券といった単語を調べておく必要がある。
ただ、切符を買うときは駅名は必要ない。均一料金。
- 1、アジーン: один
レストランでも地下鉄でも、とりあえずこれを言えば入れる。
- 回数券パィエーズダク:поездок
小さいィはパの後じゃなくてエの前。
- 5、ピャーチ: пять
- 10、ジェーシチ: десять
- ウニヴェルジチェート:Университет
アクセントの位置がわからないが、最初あるいは二つ目の母音に強弱で付けて、
相手の反応を見る。アクセントを付ける音は伸ばす。
長い単語は真ん中辺りに適当に中程度のアクセントをつけてみる。たまに通じる。
- 地下鉄の自動改札は、出てきた切符を受け取るまで改札機に進むべきではない。
下から入れた切符が上から出てきたのをちゃんと抜き取ってから、歩き出す。鉄則。
- 上り、下りのどっちに乗ったらいいかは、
ホームにある表示を見て自分で決めるしかない。キリル文字を読むしかない。
- 一旦地下鉄の車両に乗ると、駅に止まっても駅名はよくわからないことが多い。
路線図をあらかじめよく見て、止まった駅の数を数えながら乗るべき。
ただ路線図は車内にもあるし、丁寧な発音の車内アナウンスがあるので、
落ち着いて良く聞けば駅名がわかる。
- 地下鉄の駅は大きくて豪勢な作り。古いけど。
- 乗り換えは、各路線の色を覚えておくと少しはスムーズ。
乗り換えられる駅でも各路線ごとに違った駅名がついているので、
やはりキリル文字の駅名が読めたほうがよい。
ていうかローマ字は広告以外ではまったく見ない。
人々
- ホテルや空港でも、英語が通じないことを覚悟しておかねばならない。
- 普段はぶっきらぼうな印象だが、親切である。やり取りをしていると、
通じないなりに楽しい。
困ったときには、困った雰囲気を出してると、よく誰かが助け船を出してくれる。
- 夜のレストランでは、ダンスホールと化しているところがたくさんある。
みんな楽しそうで和やかな気分になるが、換言すると、うるさい。