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暮らしの中の言語学2024.01.08
休城
大学は5日から業務開始で、早速私が担当する選択外国語科目の試験などを行ないましたが、冬季休業中の年末には家族で関西方面を旅行しました。
12月29日には姫路城に行ったところ、年に2日だけの「休城」でした。
この「休城」という表現に、近くを通った男の子が「「休城」ってこういう漢字なんだね」と言っているのが聞こえました。「休園」や「休館」などいろいろありますが、お城なので「休城」。
「入城時間」という表現もありました。
イベントなどでは、「開場・開演」と言いますが、「開城」と言うとその城を築いた年を指すことになりそうです(「江戸開城」など)。だから「入城」。(「閉門」ともあります。)
ところで、ちょっと検索してみたら、
犬山城「早朝開城」
という記事がありました。
https://inuyama-castle.jp/news/2023/07/01/2513
本文中には「一般入場が始まる前の爽やかな早朝に。。。」とあります。「入城」ではないんだな、と言葉遊びのようではありますが、1文字で意味を伝えられる漢字のおもしろさを感じます。
※休城ではありましたが、近くまでは行けましたので、美しい白鷺城が青空に映える姿を見ることができました。