超巨大なDNA(染色体のDNAなど)をどうやって調べるか。
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染色体DNAを取ってくる。
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制限酵素(もしくは機械的な方法)で部分的に切断する:大きめに切断された大きなDNA断片(40kbp程度)が得られる。
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ファージベクターやコスミドベクターに取り込ませて組換えファージを作成し、ゲノムライブラリーを作成する。
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それぞれのライブラリーは、お互いに重なっている部分を持つことがある。
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それぞれの重なりをDNAハイブリダイゼーション法などで調べると、染色体全体の大まかな地図を作ることが出来る。
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もしくは、一つ一つのファージに乗ったDNAを更に断片化し塩基配列を決定して、繋がる部分を塩基配列を比較して見つける。大量のDNA配列データを比較することになるので、非常に膨大なデータ計算時間を処理できるコンピュータを必要とする。