コンピュータの五大機能
1.コンピュータは黙っていても何もしてくれません。パソコンで文書を作ろうと思うと、まず、電源を入れ、マウスを使ってワープロを使う指示を出し、ワープロソフトが動いたら、キーボードから文字を打ちます。このように周辺機器から信号を受け取る機能が必要です。この機能を入力機能と言います。
2.コンピュータの状態がどうなっているのか、キーボードから打ち込んだ文字は正しいのかなどコンピュータが仕事をした結果はディスプレイやプリンターに表示されます。このような周辺機器に信号を送り出す機能を出力機能と言います。
3.パソコンの箱の中を見ることは殆どありませんね!この中にはCPU(Central Processing Unit=中央処理装置)という高密度の集積回路があり、コンピュータの心臓部です。これは電子回路の塊ですが大きく分けて次の3つの機能を持っています。
(1)演算機能(arithmetic and logical unit)
(2)制御機能(controller)
(3)一時記憶機能(register、accumulator)
4.電源を入れたパソコンのマウスを動かすと、画面の矢印が動いたり、何かのマークをクリックすると画面が変わったりします。コンピュータがいろいろな動きをするにはその手順を書いておかなければなりません。書いておける機能を記憶機能と言います。
上で述べた5つの機能をコンピュータの五大機能と呼ばれ、それぞれの機能に対応した基本構造をそれぞれ、入力装置、出力装置、演算装置、制御装置、主記憶装置と呼ばれています。これらの装置はすべて電気回路で結ばれていますが信号の流れは下図のようになっています。このよう装置をまとめてハードウェアと言っています。