会長挨拶
この度、第12回日本アプライド・セラピューティクス学会学術大会と第9回日本臨床薬理学会 関東・甲信越地方会を明治薬科大学にて合同で開催させていただくことになりました。
日本アプライド・セラピューティクス(実践薬物治療)学会は、「薬物治療に関して調査、評価、研究などを行い、新たなエビデンスを蓄積し、安心、安全かつ良質な薬物治療を議論、提案していく、さらに共通の目的と認識を持って薬物治療を実践していくために普及、教育などの活動を行う」組織として2009年に設立されました。本学術大会は第12回を迎えます。
また、日本臨床薬理学会では、「人々がより有効でかつ安全な薬物治療の恩恵を受けられるために貢献し、併せて臨床薬理学の普及向上を図る」ことを目指し、科学的基盤に基づいた有効でかつ安全な薬物治療の実現を目指す活動をしています。50年以上の歴史があり、平成26年には、臨床試験を適正に行える教育・研修を行うとともに、薬物治療の向上、臨床研究の促進を計り、広く社会に対する啓発を行うために、地方会支部の運営が始まりました。本地方会は9回目の開催となります。
両学会はともに医師と薬剤師が協働して「薬物治療の適正化」を確立する事を目指しており、両学会の会長が明治薬科大学の所属であったことから、メインテーマを「エビデンスを作る・使う 薬物治療の適正化のために」とし、合同大会を企画いたしました。
医療に従事する医師、薬剤師、医学・薬学研究者、薬学生はもちろん、医薬品にかかわる多くの方々に参画していただきたいと思います。本大会に参加される皆様にとって、実りのある場になるように企画・運営に努めてまいります。ぜひ多くの皆様にご参加いただけるよう、お待ちいたしております。
第12回日本アプライド・セラピューティクス学会学術大会
大会長 越前 宏俊
第9回日本臨床薬理学会 関東・甲信越地方会
会長 花田 和彦