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普通の計算尺を作ろう/ペーパークラフト
slide rule paper craft
完成したら、計算に使ってみましょう。使い方はこちら。
(写真はいずれも、クリックすると大きくなります)
材料と道具
- この PDF をA4サイズの普通紙に印刷したもの。
白黒でも機能に問題はありませんが、カラーの方が見やすいと思います
(この PDF は、この perl
スクリプトの出力を LaTeX
でコンパイルすることで作れます)。
- のり
- 定規とカッター
作り方
- 部品は5つあります(本体、スライド、帯1、帯2、カーソル)。
全部ただの長方形です。それらを切り抜きます。
スライドとカーソルは、枠線がかすかに残るように切り抜いてください。
- 本体の両脇あたりの縦に細長い長方形部分を、切り抜いて穴にします。
この穴をスライドが通るので、試しに通してみて、
通りにくいようだったら穴を少し長めにあけるといいでしょう。
- スライドの両脇に、帯1と帯2をのり付けします。
帯1と帯2に区別はありません。また表裏もありません。
スライドと帯が一直線になるようにします。
- カーソルは、線のところで山折りにして、部品が輪になるようにのり付けします。
枠線の赤い線が輪になるようにできると良いです。
その輪の中に本体を通すので、のり付けする前に試しに通してみるといいでしょう。
- スライド+帯を、本体に空けた穴に通します。
このとき、本体とスライドの数字の上下が同じ向きになるようにします。
- 本体をスライドごと、カーソルに通します。このカーソルには向きはありません。
これでできあがり!
さぁ、使ってみましょう!
ちょっとした注意点
- 精度にはプリンタの印刷精度やにじみ、紙質、温度、湿度など、
複数の要因が複合的に影響します。ヘンミ尺のような精度は期待できません。
履歴
- August 30, 2012
- PDF 内の文字列を日本語化し、目盛りも減らすなどして、
作りやすく、また見やすくした。
- 作る過程の写真を載せた。
節電中の夜間の室内だというのに、加工の下手なところがハッキリと写っている。
恐るべし Fujifilm X10。
- 使い方のページにリンクを張った。
- PDF のソース (LaTeX ソース) を生成する perl スクリプトを載せた。
- April 26, 2011
- 公開
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