スーパーで買い物をしている時、 多くの食料品パッケージに内容量 (g) とカロリー (cal) が書いてあります。 そのカロリーは、モノによっては一袋単位ではなく、 一食単位、あるいは「100g あたり」と言った書き方がしてあって、 ぱっと見ただけでは「これ一袋全部食べたら、何カロリーになるんだろう?」 というのが分かりにくいことがあります。 計算すれば分かるとは言っても、数値によっては面倒です。 そんなとき、計算尺が非常に効果的に役立ちます。 簡単編と、上級編の2問をやってみましょう。
高精度編で材料に使っている「チップスター チキン&バジル味」のロング缶には、
一方、簡単編で使っているチップスターの缶は 50g です。 これには親切にも一缶当りでカロリーが書いてありますが、 仮に、意地悪なことに 20g 当りで書いてあったとしましょう。
スーパーで買い物をしている時、 夕方になってくると生鮮食料品は値段が下がったりします。 多くのスーパーでそういうとき、 「30%引き」のようなシールを品物に貼ってはくれますが、 「それでいくらになるのか」までは書いてないことが多いと思います。 それを素早く計算する例を示しましょう。
割り引き後の値段はいくら? | |||
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尺を合わせたところ | 合わせるところ拡大 | 読むところ拡大 | 答え |
6.8に 1 を合わせる | 3 に合っているところを読む | ||
204円 |
やはりスーパーで買い物をしている時、 同じ品物が違う量のパッケージで売ってあることがあります。 基本的には量が多い方が得なことが多いのですが、 多い方を買って余らせてしまうと無駄になります。 量の少ない方でも、単位量あたりの値段がそれほど高くないなら、 そっちにしたい、でもどのくらい違うのかな?と思うことは多いはずです。 しかし、買い物カゴ片手に電卓をたたくわけにもいきません。
これに関しては、 片手で計算できるコンサイスの円板計算尺が、 電卓を上回る最強のお助けツールになります。 チップスターのお手製計算尺 (簡単編) でも、まぁそれなりに使えますが、 円板型がもっとも便利です。
仮に、発泡酒を買いたいとしましょう。しかし手元には 1050 円しかないとします。 お店には、以下の品揃えがあります。
どの場合も、目盛りを一回あわせて、 そのまま別の場所の目盛りを読むことで答えが分かります。 手間としてはほとんど一瞬です。
1リットル当たりおおよそ300円と少しくらいになりますが、 1円単位の部分は目盛りの精度が足らないので、 以下の例では計算機で出した答えを示しています。 目盛りの値がその数値の通りに読めるかどうか、見てみましょう。
350mlの6本組みの単価 | |||
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尺を合わせたところ | 合わせるところ拡大 | 読むところ拡大 | 答え |
6.58に2.1を合わせる | 1に合っているところを読む | ||
313円 (1リットル当たり) |
500mlの6本組みの単価 | |||
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尺を合わせたところ | 合わせるところ拡大 | 読むところ拡大 | 答え |
9.28に3.0を合わせる | 1に合っているところを読む | ||
309円 (1リットル当たり) |
350mlの1本での単価 | |||
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尺を合わせたところ | 合わせるところ拡大 | 読むところ拡大 | 答え |
1.18に3.5を合わせる | 1に合っているところを読む | ||
337円 (1リットル当たり) |
500mlの1本での単価 | |||
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尺を合わせたところ | 合わせるところ拡大 | 読むところ拡大 | 答え |
1.68に5.0を合わせる | 1に合っているところを読む | ||
336円 (1リットル当たり) |
1050円以内でできるだけたくさん買うには、いくつも組み合わせがありますが、 よさそうなのには以下のやり方があります。
3.1L で 994円 | |||
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尺を合わせたところ | 合わせるところ拡大 | 読むところ拡大 | 答え |
9.94 に 3.1 を合わせる | 1に合っているところを読む | ||
321円(1リットル当たり) |
3.15L で 1012円 | |||
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尺を合わせたところ | 合わせるところ拡大 | 読むところ拡大 | 答え |
1.012 に 3.15 は合わせ にくいので 1 を合わせる | 赤い目盛りのCI 尺の 3.15 に 合っているところを カーソルを使って読む | ||
321円(1リットル当たり) |
暫定税率が維持されたままのガソリン、全然値段が下がる気配がありません。 夏になるとエアコンを使ったり、冬になると暖機運転をしたりで、 いつも燃費が気になるものです。燃費は割り算を一回するだけで計算できますが、 おおよそ3ケタ同士の割り算で、暗算でやるのはちょっと大変だ、 という方も多いかと思います。 そんなときこそ、計算尺の出番です。
前の給油の時に満タンにし、トリップメータを 0 にリセットして、 一通り走ってまた給油したら以下のようだったとしましょう。 尺の精度を 3 桁として、4桁目を四捨五入した値を使います。
42.1L で 552 km | |||
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尺を合わせたところ | 合わせるところ拡大 | 読むところ拡大 | 答え |
552 に 42.1 は合わせ にくいので 1 を合わせる | 赤い目盛りのCI 尺の3.15 に 合っているところを カーソルを使って読む | ||
13.1 [km/l] |
健康診断時に測定した値を元に計算し、肥満度をしめす値として、BMI (Body Mass
Index) というものがあります。この値は、以下で定義されます。
BMI の計算は、体重を身長の二乗で割ると言うことです。二乗の計算は A/B 尺のある計算尺を使うのが普通ですが、C/D 尺だけでもできます。
TODO; 写真 (簡単編/コンサイス)
TODO; まずは多機能編を多機能にせねば…
TODO; いい参考書、参考ページを探す。BMI にも。