免疫力を上げよう!運動編

免疫力

免疫の働きに大きな影響を与えると考えられている体温

体温が高いと、免疫細胞の働きが活発になることがわかってきています。

ひょえー!わたし、低体温気味なんです!

どうすれば体温を上げることができますか?

そうですね。

それでは一緒に考えてみましょう!

体の中で熱を産生する場所はどこでしょう?

うーん、どこだろう??どこだろう???

ちょっとよくわかりません。

それは、筋肉なんです。体温を高く保つためには、

体に適度な筋肉をつけて、それを維持することが大切です。

なるほど!

健康維持に適度な運動が大切だとは思っていましたが、

免疫力を維持するのにも、運動が重要なのですね!

そのとおり!適度な運動、バランスの良い食事、そして質の良い睡眠
(いつもこのHPでよくでてきますし、詳解もしていますよね)この重要な3要素は、

体の健康、つまり免疫システムを含めた体の全ての機能が

正常にはたらく状態をつくるために、とても重要なのです!

なるほど!

まずは体温を上げるために筋肉をつける筋トレですね!

お薦めの方法はありますか?

生活の中に無理なく取り入れられ、継続できる内容であることが大切です。

また、きつすぎる運動はかえって免疫機能を下げてしまうので、

適度な運動にしましょう。

家でも簡単にできる筋トレとしてお薦めしたいメニューは、

腹式深呼吸(横隔膜と腹筋群)

スクワット(下半身全体の筋肉)

プランク(主に姿勢筋と言われる体幹筋群)

の3つです!

さらに軽めの有酸素運動をプラスするともっと効果的です。

軽めの有酸素運動は、血行を促進し、

(免疫機能を下げてしまう原因である)

ストレスを解消してくれます!

簡単にできる有酸素運動としてお薦めしたいメニューは、

ウォーキング(少し歩幅を大きめ、あるいは早歩き)

スロージョギング(10cmの歩幅で180bpmのリズムで走る)

筋トレから1つ有酸素運動から1つ組み合わせるのがお勧めですが

無理のない範囲で、1つずつはじめてみてくださいね。

なるほど!やってみます!!!

・・ってあれ?深呼吸って筋トレなんですか!?

腹式深呼吸は、正しい方法で行えば、

腹筋や横隔膜を鍛える効果があるんですよ。さらに深呼吸には・・

免疫システムにとって大敵である”ストレス”を緩和する効果もある上、

免疫システムを司る副交感神経系を活性化する効果もあるから、

一石二鳥、三鳥?です笑!

腹式深呼吸は、朝起きた時と夜寝る前に

仰向けの状態で行うのがお勧めです。

この時できるだけ体の力は抜いてくださいね。

ポイントは、

(1)鼻から大きくお腹に目一杯吸いこむ(4~6秒かけて)

(2)口からゆっくり息を吐く(6~8秒かけて)

   このとき体の中の空気を全て吐ききることが大事!

参考:理学療法学Supplement Vol.37 No.2,古賀ら,深呼吸によるストレス緩和効果

ぜひやってみて下さい!