新型コロナウイルス2020

新型コロナウイルス2020

2020年6月20日(土) ZOOM:オンライン講義

2020年6月20日(土) 15:00~16:00 多摩六都科学館より、オンライン講義を発信いたします!
新型コロナウイルス2020

新型コロナウイルス 感染と発症の違い編

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の場合、このウイルスが細胞内に侵入し増殖したら「感染」したことになります。風邪のような症状(発熱、だるさ、咳、下痢、味覚異常など)が現れたら「発症」したと言います。 実は、「感染」したらすぐに「発症」するわけではありません。ウイルスに感染して発症するまでの間を潜伏期間といいます。 体には、ウイルスを退治する免疫機能が備わっています。この潜伏期間の間に免疫機能がウイルスを退治できれば、発症しません。しかし、免疫機能が低下しているとウイルスは増殖して、いずれ発症してしまいます。
新型コロナウイルス2020

新型コロナウイルス 手洗いの効果編

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の場合は、人から人へ感染するとき、飛沫感染と接触感染により感染します。感染者の皮膚や飛沫から、物に付着したウイルスは、しばらく(数時間~数日間)感染力がある状態を保っています。これを他者が触れば、手にウイルスが付き、その手で目や口などの粘膜を触ることで、感染します。このような接触感染を防ぐために「手洗い」が大切なのです。
新型コロナウイルス2020

新型コロナウイルス マスクの効果編

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の場合は、人から人へ感染するとき、飛沫感染と接触感染により感染します。飛沫感染とは、病原体を含んだ鼻水や唾液、痰などの飛沫が、感染者の咳やくしゃみなどで飛び、粘膜に付着したり吸い込むことで感染します。「マスク」には、感染者が、病原体を広くばらまかないようにする効果があります。新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)は、発症していない潜伏期間にも感染力を持っています。したがって、元気な人も感染している可能性があると考えて、全員でマスクをすることが、感染拡大を防ぐのに有効なのです。
新型コロナウイルス2020

新型コロナウイルス なぜ新型と呼ばれ、警戒されているのか? 編

ウイルスとは、タンパク質と遺伝子(DNAもしくはRNA)からなる粒子です。 菌とは異なり、細胞を持っていません。単独では増殖できないため、他の生物の生きた細胞に寄生(感染)して増殖します。新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)が、人間に感染すると、風邪のような症状(発熱、咳、肺炎など)を引き起こし、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)になります。症状は、毎年流行するインフルエンザウイルスと似ています。しかし、インフルエンザウイルスには治療薬やワクチンが開発されているのに対して、「新型」のウイルスには、治療薬やワクチンがまだ無い(開発中)ため、警戒されているのです。