疲れたときに甘いもの? 本当はこわーい砂糖のはなし

ダイエット

疲れたとき、甘いものが食べたくなるときってありませんか?

あります~!甘いもの無性に欲しくなります!

それって、「砂糖中毒」っていう恐ろしい状態かもしれないんです!

え~っ!!?中毒!!!???

ラットを使った研究で、砂糖にドラッグと同じような中毒性があることが証明されたんです!

ドラッグや麻薬に対する依存性は一般に、薬物摂取の増大(より多く欲しくなる)、摂取停止から離脱症(無いとイライラする)、薬物への渇望と摂取回帰(欲しくてたまらない)の三つの段階を通るのですが、砂糖を与えたラットも同じような行動をとりました。実験では、ラットに餌を与えずに砂糖水を与え続けたところどんどん摂る量が増えていった(摂取の増大)。そして、砂糖水の供給を止めると、ラットは歯ぎしりや震えといった、薬物中毒者と同様の禁断症状を発症し、砂糖水の出るレバーを何度も押すようになりました。Sugar addiction” Leah Ariniello, Brain Briefings, October 2003

えー!!?砂糖って恐ろしいですね!

でも疲れたときに甘いものが欲しくなるのと関係があるのですか?

疲れた~!

砂糖をとると、脳が美味しいと感じる。

幸せを感じ、しばら気分がハイになる。

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その後また体がだるくなる。集中力が低下しイライラする。

砂糖がまた強烈に欲しくなる

これがまさに、「中毒」の状態ですね!!

このような背景から・・世界保健機構(WHO)が、2015年にガイドライン「成人及び児童の糖類摂取量」を発表しています。

新ガイドラインは、成人及び児童の1日当たり遊離糖類=free sugar摂取量を、エネルギー総摂取量の10%未満に減らす(1日50g以下にする)よう勧めていて、さらに5%まで減らし、1日25g(ティースプーン6杯分)程度に抑えれば、更に健康効果は増大するのだそうです。

さて、ここで問題です。日本人の平均砂糖摂取量はどれくらいでしょうか?

A 約30g B 約50g C 約70g 

ちなみにヒントです。オーストラリア人は1日平均約140g、アメリカ人は1日平均約90~100gと言われています。

うーん、どれくらいかな?

50gってティースプーン12杯分でしょ!?そんなに食べていないと思うんだけど・・Aかな?

なんと‥正解はCの70gです!

ティースプーンで18杯程度!意外に多いですよね。

これは、砂糖が、ケーキとかおまんじゅうとか、いかにも甘いものにだけでなくて、あらゆる加工食品や調味料に隠れて入っているからなんです。

次回、この「隠れ砂糖」について、詳しくお話ししますね。