疲れたときに甘いもの? 本当はこわーい砂糖のはなし
ラットを使った研究で、砂糖にドラッグと同じような中毒性があることが証明されたんです!
ドラッグや麻薬に対する依存性は一般に、薬物摂取の増大(より多く欲しくなる)、摂取停止からの離脱症状(無いとイライラする)、薬物への渇望と摂取回帰(欲しくてたまらない)の三つの段階を通るのですが、砂糖を与えたラットも同じような行動をとりました。実験では、ラットに餌を与えずに砂糖水を与え続けたところどんどん摂る量が増えていった(摂取の増大)。そして、砂糖水の供給を止めると、ラットは歯ぎしりや震えといった、薬物中毒者と同様の禁断症状を発症し、砂糖水の出るレバーを何度も押すようになりました。